※今回便宜上「田舎」という言葉を用いていますが、ここでいう田舎は「人口が平均より少ない地域」という風にご理解ください。もし田舎という表現に抵抗を感じるのであれば、お詫びいたします。
「自分の住んでいるところは田舎だから、サロンを始めても来ないではないか?」
「田舎だとサロンの需要がないのではないか?」
1人サロンを開業したいけれども、自分の住む場所は人口が多くないからサロン経営が上手くいかないのではないかと不安になり、サロン開業を諦めている人がいることでしょう。
確かに人口の少ない地域でのサロン経営は様々な施策を準備しないと難しいかもしれませんが、逆に言えばしっかりと準備をすれば、このような地域でもサロン経営は十分可能です。
では「田舎」と呼ばれる地域でのサロン経営を成功させるためには何が必要なのでしょうか?
今回お話しするのは田舎でもサロン経営・集客を成功させるためのコツで、具体的には「田舎サロンのメリット・デメリット」「田舎サロンに最も重要なこと」「どんな集客を行うべきか」などを詳しく説明していきます。
これをお読みいただければ、人口の少ない地域でも集客に成功して、サロン運営を安定させるために行動をとることが出来るでしょう。
田舎であることのメリット・デメリット

さて田舎でサロンを開業することにデメリットを感じている人も多いかもしれません。
しかしそれにはデメリットだけでなくメリットもあります。
まずは田舎でサロンを開業することのメリット・デメリットについてお話していきます。
田舎サロンのデメリット
田舎サロンのデメリットは、見込み客自体が少ないということです。
例えば人口2万人の市区町村と、人口100万人越えの大都市では、あなたのサービスに興味のある人の母数が違います。
なので半径3キロにチラシを撒いても、前者の場合は多くの人の手元にチラシは届かないですが、後者の場合1万枚・2万枚のチラシぐらいなら全部撒いても足りないくらいです。
人口が少ないので、ポスティングなどの宣伝も効率的ではありません。
見込み客の母数が少ないことで、有効な宣伝の方法も限られるということです。
田舎サロンのメリット
田舎でサロンを行うことのメリットは「競合が少ない」というところにあります。
人口100万声の大都市だと、鍼灸サロンや整体サロンの場合、地域に何十も競合が存在するので、見込み客の取り合いになります。
しかし田舎サロンの場合だと、そもそも競合が少ない、場合によっては競合がいないケースもあります。
なので地域に住んでいる人の「ニーズ」を適切に理解してサービスに反映させたり宣伝集客に組み込むことが出来れば、独り勝ちすることが可能です。
うまくやれば大都市より成功しやすいでしょう。
田舎サロンの集客経営に成功する3つのコツ

以上のようなメリットが田舎サロンにありますが、そのメリットを最大限引き出すための3つのコツがあります。
そのコツを1つ1つ詳しくお話していきましょう。
地域に合ったコンセプトを見つける
田舎サロンの開業・集客で最も重要なことは、「その地域に合ったコンセプトを見つけること」です。
例えばエステサロンなどの場合は、「トータルビューティケア」とか「極上のやすらぎ」とか「お客様満足第一」とかの言葉をそれらしく組みあわせてコンセプトを組み上げています。
しかしそれらの言葉は地域の人に届くでしょうか?地域の人の悩みの解決を感じさせるものでしょうか?答えはNOです。
地域に合ったコンセプトを見つけるということは、その地域の人が抱える悩みの解決を提案してあげることです。
地域の人々の悩みを見つけるには
地域の人々の悩みを理解するために一番効果的なのは、地域の人々と交流することです。
しかし大勢の人と交流して意見を聞くことは現実的ではないので、次のようなやり方を実践すると良いでしょう。
- ターゲットとなりうる人々の平均年齢を調べる
- その年齢の方たちが普段悩んでいることを把握する
- 自分の行っているサービスでその悩みを解決できることを提案
エステサロンを例に挙げてみましょう。
開業を考えている地域の人口が約2万人で、女性の平均年齢が50歳で、若い女性が少な目だとします。
50代からの女性の悩みを考えると、美しくなりたいという気持ちがはあるでしょうが、それと同じくらい健康になりたいと思っているでしょう。
だからサロンとしては美を訴えるだけでなく、健康になれることも提案するべきでしょう。
10歳若返るだけでなく、10歳若返る健康を作る
こんなコンセプトにするのは方向性の1つです。ただこれだけだと訴求力が弱いので、より悩みに具体的にアプローチした文言にしてみましょう。
60歳過ぎても「自分至上最高の自分」を実現する
70歳すぎても体の不調のない体を作り上げる
美だけでなく健康にも訴求するようなコンセプトにて、宣伝や集客・メニューに落とし込んでいくことで、新規集客だけでなくリピート率を高めることが出来るようになります、
まずは地域研究から始めてみましょう。
リピートしやすいメニューづくり
人口の少ない地域では、リピートしてくれる人をいかに増やすかが重要なのでリピートしやすいメニューを作っておくことが経営安定のコツです。
ビジネスにはLTVという言葉があります。
LTVは顧客生涯価値という意味で、1人のお客様がどれくらいサロンにお金を使ってくれるかを意味します。
LTVの詳しいことは、下記記事の「LTVとは」の項目で説明していますので、興味があればぜひお読みください。

人口が多い地域だと、1人のお客様が2・3回通って終わりになっても、また当たらしいお客様を集客すれば経営には影響しません。
しかし人口の少ない田舎のような地域だと、そもそも見込み客が少ないのですから、1人のお客様に2.3回通ってもらい、常に新規の顧客集めに奔走するシステムだと必ず限界が来ます。
なので人口の少ない地域では、1人のお客様に定期的に通ってもらえる仕組みにすることが必要になります。
そのためにリピートしやすいメニューが重要になります。
エステ1回3万円の施術で開業するなら、リピートしてくれる人が少ないでしょう。
また定期的に通ってもらるためには、定期的に通う意味をお客様に実感してもらわなければいけません。
料金やサービス内容の面からリピートメニューを作成してみましょう。
新規集客のため宣伝・集客をしっかりと行う
リピートのためのメニューを作成しても、新規の顧客の数が少なければ経営は安定しません。
田舎であろうとも新規集客のための宣伝・集客は都市部に負けないくらいしっかりと行い、新規客 → リピート客への仕組みづくりを行いましょう。
田舎でもホームぺージを持つことは必須です。地域の見込み客のニーズに基づいたホームページを作りましょう。

また田舎でおススメなのがチラシの新聞折込です。
人口の少ない地域の場合、高齢者の割合が多く、新聞を取っている家庭が多いです。
なので新聞折込のチラシは見てもらえる確率がとても高いのが特徴です。
また高齢の方は自らインターネットでお店などを検索しない人も多いのですが、チラシを見てホームページにアクセスしてみる人は結構多いです。
チラシとホームぺージを組みあわせることで新規集客効果をブーストさせることが可能です。
田舎におすすめのチラシ内容
チラシはその内容によって、集客反応が大きく変わります。
田舎で撒く場合のチラシは、次の2つのパターンをお勧めします。
①サロン見学会
②開業報告チラシ
まず開業日の1週間くらい前にサロンの見学会を行い、そのための告知チラシを撒きます。
見学会では来てくれた人に、提供するサービスの体験を少しの時間だけでも行ってもらうことで、実際の来店につなげやすくなります。
開業報告チラシは、開業日の2.3人前に「●月●日、オープン」という内容のチラシを撒きます。
チラシで集客効果が高くなるのは開業時で、地域の人は新しいものに心が惹かれるものです。
新しくお店が出来ること自体が、地域の人への訴求になりうるです。
開業後には、コンセプトやニーズに合わせた内容のチラシを作成して、予算と相談しながら撒いていくことをおススメします。
まとめ

田舎サロンの集客経営に成功する3つのコツについて説明をしてきました。
今回お話した内容を要約してみます。
要約
田舎サロンは地域の人のニーズを調べてコンセプトを作る。
そのコンセプトに基づき宣伝や集客を行う。
田舎のような人口の少ない地域ではリピート客を増やすことが重要。
新規集客にも全力を尽くしつつ、リピートメニューを考案して、新規→リピートのシステムを作る。
田舎で1人サロンの開業は上手くいかないと思っている人は多いと思います。
しかしそれは一概にいえなくて、問題は「やり方」です。やり方を間違えなければ、都市部よりも田舎サロンの経営集客の方が成功しやすいのは間違いありません。
なにせ競合が少ないのですから。一度上手くいけばあとはそれを続けていけば良いだけです。
今回説明した「田舎サロンの集客経営に成功する3つのコツ」を元に、どんなサロンにするのか・どうやってリピートしてもらうのかなどを考えてみてください。
考えて答えが出れば、あとは行動に移すだけです。田舎でも1人サロンが成功することを、ぜひあなたの手で証明してください。
投稿者プロフィール

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個人サロン・自宅サロンの集客・マーケティングを請け負うサロン集客コンサルタント。
2012年にWEBマーケティング会社から独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。
現在はサロンの集客に特化した「サロンコンサルティングbasis」も同時に運営中。
「丁寧で的確なヒアリング」「専門用語に頼らない誰にでも分かる解説」「誠実で安定した集客サポート」を理念に、コンサルティングサービスを開始。
常時抱えるクライアントは100を超えており、特に1人で経営する店舗やサロンのサポートを得意とする。





