サロンで提供するサービスの料金設定で悩んではいませんか?
高くするとお客様が来なくなるのではないか、安すぎても怪しく思われてしまうのではないか。様々な不安や思考が頭の中をめぐるけども、決めかねていると思います。
経営者と話していると本当に様々なタイプの方がいらっしゃることを実感します。
例えば少し考えて「えいや!」と料金を決定するような人もいます。
しかしあなたはそんなタイプではなく、どうやって決めて良いかわからないから、今この記事を読んでいることでしょう。
そこで今回は、提供するサービス関して詳しく説明していこうと思います。
「料金がサロンの経営や集客にどう影響するのか」「いざ料金を決める時にどんな基準やどんな項目を考えると良いのか」をお話します。
これを読めば、料金設定で悩んでいる方も、1人で考えて決定するところまで進めるようになるでしょう。
料金が1人サロンの経営集客に影響すること

サロンが提供するサービス料金は、経営集客に明確に影響します。
まずはどんな影響があるのかをお話していきます。
集客数に影響する
業種ごとに平均的なサービス提供料金は異なりますが、業種平均の料金よりも高くなればなるほど新規集客にかかるコストも高くなっていくことが一般的です。
鍼灸サロンや整体サロンを例に挙げましょう。
1回の施術を5,000円で提供していた時は、10万円の広告費で20人の新規客を獲得できていました。新規獲得コストは1人当たり5,000円です。
しかし施術料金を10,000円に値上げしたら、10万円の広告費でだいたい7・8人くらいの新規数になりました。1人当たりの獲得コスト12,000円から15,000円です。
このように提供するサービスの料金によって、お客様の数・獲得コストが明確に変わってきます。
お客様の質に影響する
料金はお客様の質にも影響しやすいことがわかっています。
一般的には高い料金設定だとお客様の質も高くなり、低いと質が悪くなると言われています。
この傾向はだいたいどの業種にも当てはまりますが、高い料金設定=質の高いお客様が集まるというのは一概には言えません。
確かに料金設定が高いと質の高いお客様が来る傾向にありますが、どうしても質の悪い人が来ることは避けられません。
高料金=良質なお客様・低料金=悪質なお客様というよりは、「そういう傾向になりやすい」ぐらいに考えておきましょう。
女性1人サロンの料金の決め方

ここからは実際に料金設定で悩んでいる女性1人サロンのために、考慮すべき基準・項目をご紹介していきます。
紹介するのは4つの基準・項目です。
①同業種のサービス料金を調べる
最も重要な基準・項目は、「同業のサービス料金を調べる」ということです。
同じサービスを提供しているサロンがどのような料金設定で経営集客しているのか、様々なホームページを見て調べましょう。
調べる件数は数件では足りません。20件から30件は調べましょう。
可能であれば、あなたが開業しているエリアと質や人口数が似通っている同業を調べることが出来るとベターです。
20件・30件同業の料金を調べると、だいたいどのあたりがその業種の平均料金か見えてくると思います。
この業種の平均料金を理解しておくことが、自サロンの料金設定を決定しやすくしてくれるでしょう。
②忙しくなった時に自分が受け入れられる金額を想定する
サロンが忙しくなって、新規を受け入れる余裕がないほどになった時のことを想定しておきましょう。
最初は「お客様さえ来てくれれば十分」という気持ちで休めの料金設定にするサロンは比較的多いです。
しかしそれでいざお客様が来てくれるようになって、忙しくて日々のサービス提供で必死になると「なんでこの料金でやっているんだろう、割に合わない」と思うようになってきます。
このように感じるのは人である以上しょうがないと思います。しかし経営は現実的ですから、料金設定を考える時には「忙しくなった時にでも自分の気持ちが料金に納得できるかどうか」までを考えておいた方が良いでしょう。
とあるヨガサロンで、初回のレッスン体験を500円、2回目以降の1時間のレッスンを3000円に設定したケースがありました。
最初は生徒さんが来てくれるのが嬉しかったのですが、生徒さんが増えるごとに心に余裕がなくなっていき、料金設定に後悔していました。1人1人の生徒さんに向き合うことが難しくなってしまいました。
どんな状況でも自分で納得できる料金設定を検討しましょう。
③目標売上から逆算する
月の目標売上を決めて、そこから逆算することも1つの方法です。
最高売り上げを月120万円に設定するとしましょう。
あなたの提供するサービスは1回2時間で、1日に3回提供することが限界です。
そして営業稼働をひと月に20日にするとします。
月に提供できるサービス回数は1日3回×20回=60回となります。
120万円を60回でわると、1回あた20,000円という料金が導き出されます。
この方法だけで料金を決めることは経営集客上リスクが高くなるので、他の基準・項目も同時に考慮していくのが良いでしょう。
④訴求力から検討する
自サロンにどれだけの訴求力があるのかを見極めることも料金設定にはとても重要になります。
ここでいう訴求力は次のようなものがあります。
- 専門家からの推薦の数
- お客様の顔出し体験談の数
- セミナーや講演会を行ったことがあるか
- 企業や自治体と連携したことがあるか
- 有名人がサロンでサービスを受けたことがあるか
- 雑誌やテレビなどの取材はあるか
これらの数が多いと、業種平均の料金よりも高額にしても経営集客が上手くいく可能性は高くなります。
もしこれらの訴求力が少ないようであれば、高額料金の設定はリスクが高くなると考えた方が良いでしょう。
高額の料金設定にしないなら

「せっかく1人サロンを開業するのだから自分を安売りしたくない」
「コンサルタントからはもっと料金上げていきましょうと言われている」
だから高額料金を設定しようと検討しているサロンさんもあるかもしれません。
高額料金にすること自体は悪いことではありません。しかしそれは経営・集客上リスクになりうることは理解しておきましょう。
高額のサービス料金は、広告による顧客獲得単価が高くなります。
また上記で説明した訴求力がないと集客につながりにくいです。
このような現実のリスクやデメリットを理解した上で、そのリスク・デメリット解消する戦術を導入できるのであれば、高額の料金設定でもサロン経営が上手くいく可能性は高くなるでしょう。
どうしても過剰に安い料金にしてしまうなら
もしあなたが、業種平均料金よりも大幅に安い料金設定にしてしまう場合は、今はサロン経営は止めておいた方が良いと思います。
過剰な安価設定が戦略であれば良いのですが、単純に自信がなく安く設定してしまうなら、今経営に向いているとは言えないからです。
きついお話かもしれませんが、自分の提供するサービスに自信を感じることが出来て、平均的な料金設定を普通に受け入れられるようになってから、改めてサロン経営を始めてみてはいかがでしょうか?
まとめ

経営集客に失敗しないための女性1人サロンのサービス料金の決め方・基準・項目についてお話してきました。
コロコロと料金設定を変えるサロンは、お客様の信頼を失っていきます。
だから最初にしっかりと経営と自分の心を知って「これだ!」と思える料金設定を見つけることが重要です。
サロンで提供するサービスの料金次第で、経営集客が安定するかが決まってくると言っても過言ではありません。
料金設定を決めることはとても難しいことだと思います。どうやって決めて良いのかわからずお困りだと思います。
そんな時にこそ今回の記事を参考にしてください。あなたのサロンの料金決定がスムーズに進んでいくことでしょう。
投稿者プロフィール

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個人サロン・自宅サロンの集客・マーケティングを請け負うサロン集客コンサルタント。
2012年にWEBマーケティング会社から独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。
現在はサロンの集客に特化した「サロンコンサルティングbasis」も同時に運営中。
「丁寧で的確なヒアリング」「専門用語に頼らない誰にでも分かる解説」「誠実で安定した集客サポート」を理念に、コンサルティングサービスを開始。
常時抱えるクライアントは100を超えており、特に1人で経営する店舗やサロンのサポートを得意とする。





