「家賃がかかるのはリスクが高いから、最初は自宅サロンから始めよう」
「でもなかなかお客様が来てくれないので、このままで良いのか・・・」
マンションの部屋や路面店を契約するのはお金の面で負担がかかるし、経営が上手くいく保証はないから、まずは自宅サロンから始めようと考える方は多いです。
しかし自宅サロンである程度でも成功するのは一握り。残りの方は惰性で月1人とか2人のお客様を相手にすることになります。
実はリスクを取っても外部に部屋を借りた方が個人サロンは成功しやすいのですが、なかなか足を踏み出せないかもしれません。
そこで今回は自宅サロンの集客でお悩みの方のために、「なぜ上手く集客できないのか」や「どんなことを改善すべきなのか」という5つのポイントについて解説をしていきます。
せっかくサロンを始めたのですから、多くの人にあなたのサービスを受けて欲しいと思うはずです。
自宅サロンでもそれを実現する方法をぜひ知って活用してください。
自宅サロンが集客できない結果になる問題点

まずは自宅サロンがなぜ集客できないのかということの問題点を正確に把握することが重要です。
問題点がわかるからこそ、適切な改善をすることが出来るようになるからです。
そこでまずは自宅サロンの集客上の問題点について解説していきます。
ポイント① お客様の心理的ハードルが高い
自宅サロンが集客で悩むことになるのは、自宅サロンへの心理的ハードルが高いためです。
人の家に行くということに抵抗やハードルを感じる人は多いです。
実際に自宅サロンに来たお客様でさえ、次のようなことをおっしゃいます。
「自宅サロンだからちょっと緊張しました」
「ちょっとハードル高いなって感じてました」
私自身も正直なところ、自宅サロンよりも店舗サロンの方が心理的に行きやすいと感じます。自宅サロンに行くときは緊張します。
自宅サロンをやってる側としては、「自分の家のようにくつろいで欲しい」と思うかもしれませんが、自宅サロンはお客様にとって「他人の家」という自分以外の人のプライベート空間です。
また自宅サロンにはどうしても「生活感」が感じられてしまいます。「家族の人に会ってしまったらどうしよう」という不安を持つお客様もいるでしょう。
一方で店舗サロンというは、プライベート空間ではなく「公的な空間」になります。人は公的な空間の方が行きやすいと感じるのです。
自宅サロンが新規集客できるようになるためには、自宅サロンに対するお客様への心理的ハードルを下げることから始めなければいけません。
ポイント② お客様の物理的ハードルが高い
自宅サロンの場合、住宅街にあったりアクセスしにくい場所あったりと、そもそもお客様が「遠いなあ」「行くのが大変だなあ」と感じてしまう場所にあることが多いです。
サロンに行ってサービスを受けるだけで1日が終わってしまうような場所だと、あなたのサロンに興味があったとしてもハードルを感じてしまうのも仕方のないことです。
自宅とは別に店舗を構えるというのは、心理的ハードル面だけでなく、こうしたお客様の物理的ハードルを下げる意味でも有効です。
しかし自宅サロンは場所を変更することは出来ませんので、別のアプローチで物理的ハードルを下げていくことが必要になります。
ポイント③ 経営者意識が薄い
自宅サロンは店舗の家賃や光熱費がないのでリスク低い一方、そのリスクの低さが経営者意識を持ちにくくします。
「固定費がないから、とりあえず月に10万稼げると良いな」とか「勤めの時と同じくらい稼げれば十分かな」という意識になりやすく、経営・集客を甘くみてしまうのです。
極端なことを言うと、自宅サロンは仕事ではなく趣味になりがちということです。
新規集客というのは大変なことで、そのために努力を継続しなければいけないのに、必要なことをしない自宅サロンが多いのが現実。
こうした感覚というのはお客様にも伝わりやすく、せっかく来た新規のお客様がリピートせずに終わってしまう結果になります。
自宅サロンでも、いや自宅サロンだからこそ経営者意識を強く持たないといけないのです。
ポイント④ 自宅サロンである意味を提供できていない
自宅サロンのメリットというのは基本的にサロン側(あなた)のリスクを下げるいうことで、実はお客様にとってはメリットがありません。
自宅サロンとしてお客様にどんなメリットがあるのかを伝えきれていないことで、集客につながっていないのです。
例えばあなたの自宅サロンと同じ料金・同じサービスで提供してる店舗があり、お客様にとってはあなたのサロンも店舗サロンもアクセスの利便性は同じくらいだとしましょう。
この場合はお客様は店舗サロンを選択する傾向にあります。自宅サロンを選ぶ積極的な理由がないからです。
自宅サロンを始める人の多くが「お客様をおもてなししたい」と思っているのですが、実は自宅サロンであること自体がお客様にとってメリットがないのです。自宅サロン自体がそもそも、おもてなしではないのです。
自宅サロンで集客を行うのであれが、「店舗より自宅サロンの方が良いんだ」というメリットをお客様に提示できるようにする必要があるでしょう。
ポイント⑤ 営業日時が制限される
自宅サロンは営業の日時が制限されることが集客上のデメリットとなります。
多くの場合、家族のいることが多い週末は営業しないでしょう。
平日でもだいたい16時か17時までの営業になるのではないでしょうか。
今は生活スタイルが多様化していたり、長時間労働が増えたりで、営業日時が制限されているとサロンに行けない人も増えています。
事実サロンに限らず、別業種でも営業日時に大きな制限があると集客が出来にくいケースが多いです。
営業日時に制限があったとしても、選んでもらえる理由を作ることが自宅サロンには必要となります。
問題点の改善策

自宅サロンには集客が難しい理由・ポイントが多数あることをご理解いただけたと思います。
しかしその問題点を改善したり、別の魅せ方をすることが出来るのであれば、自宅サロンでも集客できるようになっていきます。
これからはどんなことを、どのように改善するべきかについて詳しく解説をしていきます。
①他サロンよりも濃いホームぺージを作成する
これらの問題点を改善するために最も有効なものがホームぺージを作成することです。
ただ作成するだけではNGです。先にもお話したように、自宅サロンというのはそれだけで他サロンよりもハードルが高く設定されてしまいます。
そのハードルを乗り越えて予約をしたいとお客様に思ってもらえるホームぺージを作ることが重要です。

心理的ハードルに対して

お客様の自宅サロンへの心理的ハードルを解消するには、まずは生活感を感じさせないような公的な空間としてホームぺージで見せることです。
使う写真には生活感がにじみ出るものは使わず、店舗のサロンであるかのように切り取りながら提示していくことで、公的な空間として認識されやすくなります。
また同時に、「たくさんのお客様が来てる」ということを見せていくことも非常に重要です。
自宅サロンは選ばれた人だけが行くようなイメージを持っている人もいます。そうではなくて、色々なお客様が数多く来ているようにすることで、「私も行っていいんだ」とお客様が自然に思えるようになります。
このためにはお客様の顔写真や、スタッフとお客様のツーショット写真、お客様の体験談などをなるべく多くホームぺージ上で紹介することです。
にぎわい感をホームぺージで出することが出来れば、自宅サロンへの心理的ハードルも下がっていきます。
物理的ハードルに対して
物理的ハードルを下げるには、「心理的ハードルに対して」の項目でも解説した「にぎわいを出す」ということが改善法の1つです。
お客様が通いにくくても、たくさんの人は通っている(しかも遠方から)ことがわかれば、そのお客様は「少し遠いけど行ってみようかな」と思ってくれるようになります。
それまでは選択肢の1つにもなっていなかった自宅サロンが選択肢の1つに入るようになるのです。
もう一つの方法が「お客様の本気の悩みにアプローチする」ことです。
深い悩み(症状)がありそれを解消したいと本気で考えている人は、多少遠くても自宅サロンでも「ここなら解決してくれそう!」と思えれば通ってくれるものです。
お客様の悩みを深く掘り下げ、それに対して明確な解決策をホームぺージ上で提示すれば、物理的ハードルをクリアすることが出来ます。
自宅サロンである意味
店舗サロンよりも自宅サロンを選ぶ意味があるということを、ホームぺージなら詳しく掲載してお客様に提示することが出来ます。
ただその前に、まずは自宅サロンである意味(言い換えれば自宅サロンの強み)を掘り下げる必要があるでしょう。
大手サロンのような画一的で決まりきったサービスではないオリジナリティ溢れるサービスを提供している
自宅サロンだからこそできる「おもてなし」を用意している
完全な1対1の空間なので、安心して悩みを相談できる
など、自宅サロンの強みを出来るだけ検討して、それらをホームぺージでアピールしていきましょう。
営業日時の制限に対して
営業日時が制限されるというデメリットに対しては、「設定した営業日時なら来れるお客様に訴求するサービスやメッセージ」をホームぺージに掲載することが対策となります。
例えば営業時間が「平日の10時から16時」だとしましょう。この時間にサロンに来れる人は結構限られてしまいます。
まずは仕事を引退した人。また子育て中の女性や主婦の方も入るでしょう。
こうした人に強く届くサービス・メッセージを作ることで営業日時の制限の問題をクリアしやすくなります。
まずはターゲットとなるお客様を想定し、その人たちにどんなことが出来るかについて考えてみましょう。
②売上目標と集客目標を設定してチェックをする

出ていくコストが低いために経営者意識が薄くなってしまい、結果として集客が上手くいかないことを改善するには、「売上目標」「集客目標」を毎月設定して、それを実現できたかチェックすることを習慣化しましょう。
ポイントは簡単にクリアできる目標ではなく、少し背伸びした目標にすることです。
設定した目標が達成できなかった場合は、「なぜ出来なかったのか」を考えます。
「もう1人新規のお客様が来ていれば達成できていた。ではもう1人新規を集めるには何をすれば良かったのか?」
「あと2人月内にリピートしくれれば売り上げは達成できていた。ではリピートを増やすためにすべき対策は?」
出来なかった理由を考えることは、対策を考えることにつながります。
こうした目標の設定と結果のチェック・対策の検討を繰り返していくと、集客というものが如何に大変かがわかるようになるでしょう。
その大変さがわかってくると、経営者意識も少しずつ身についてきます。自然と「今月は新規が減少傾向だから、もう少し○○に力を入れよう」などを考えていけるようになります。
③インターネット上で顔出しで情報発信する

経営者意識の問題を改善したいなら、インターネット上で顔出し情報発信をしてみるのも良いでしょう。
例えばSNSアカウントを作成し、アイコンを自分の写真にしつつ、投稿でも自分の顔出し写真を掲載していく。
そしてもちろん自宅サロンの名前も出していきます。
こうすることで発信する情報への責任が問われます。
発信した情報が間違っていると、指摘がたくさん来るでしょう。間違った情報を放置しておくと炎上してサロンにまで影響が出るかもしれません。
顔出しすることで「人に見られている」という意識が強くなります。そして周りからは「サロンを経営しているから、発信する情報はきっと正しいに違いない」と思われやすくなります。
この状況だと、あなたに責任感が出やすくなります。
「正しい情報だけを発信しよう」「サロンに悪影響とならないような情報発信を心がけよう」など。こうした感覚を持つことも、経営者意識を身に付ける第一歩となります。
まとめ

自宅サロンの集客でお悩みの方が改善すべき5つのポイントについて詳しく解説をしてきました。
まとめると、「自宅サロンには集客の妨げとなる様々なハードルがある」ということです。それらをどう改善するかが自宅サロンの集客を成功させる鍵になります。
そのための改善法を具体的にお話しました。
特にホームぺージの重要性は知っておいていただきたいです。個人サロンこそホームぺージが重要なのです。
自宅サロンとして始めようと思っている方、すでに自宅サロンを始めているけど集客に苦労している方は、今回の記事が間違いなく参考になるでしょう。
自分のサロンに何が足りないかをこの記事で確認して、一歩一歩改善していきましょう。そうすれば自宅でも必ずサロン集客に成功できるようになります。
投稿者プロフィール

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個人サロン・自宅サロンの集客・マーケティングを請け負うサロン集客コンサルタント。
2012年にWEBマーケティング会社から独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。
現在はサロンの集客に特化した「サロンコンサルティングbasis」も同時に運営中。
「丁寧で的確なヒアリング」「専門用語に頼らない誰にでも分かる解説」「誠実で安定した集客サポート」を理念に、コンサルティングサービスを開始。
常時抱えるクライアントは100を超えており、特に1人で経営する店舗やサロンのサポートを得意とする。





