美容室・ヘアサロンは人の生活に欠かせないビジネスです。「髪を切る」というのは嗜好サービスではなく必需サービスだからです。
美容室・ヘアサロンは個人店から大規模チェーン店まで様々な規模のサロンがありますが、集客で優位なのは大規模チェーン店です。
個人店や小規模サロンと大規模チェーン店を比べると、大規模店の方が宣伝集客に使えるお金が大きく違いますし、認知度やブランド力が違うので、お客様はそうしたお店の方を選びがちです。
個人の美容室や1人でやっているヘアサロンは、大規模チェーン店とは違うマーケティングの取り組み・集客方法を選ぶことが大規模チェーン店に負けないために必要になります。
ではどんなマーケティングの取り組みや集客方法が、個人美容室や1人ヘアサロンに向いているのでしょうか?
今回はこれから1人美容室を開業しようと考えている方や、今現在1人ヘアサロンを営んでいるが集客で悩んでいる方のために、「個人店の美容室・1人でやってるヘアサロンの集客方法について」詳しく解説を致しますので、ぜひこの先を最後までお読みいただければと思います。
個人美容室・1人ヘアサロンの集客・宣伝の方向性

美容室の数は2019年時点で25万4422軒で、これは過去最高を記録しています。
一方で日本の人口は年々減少していますから、美容室・ヘアサロン業界は顧客を取り合う状況が生まれています。
そんな環境の中で、個人美容室・1人ヘアサロンがどんな集客・宣伝の方向性をとるべきかについてお話をしていきます。
大規模チェーン店では出来ないサービスを押し出す
個人美容室・1人ヘアサロンは、集客・宣伝においては大規模チェーン店では出来ないサービス・接客を押し出すべきでしょう。
大規模チェーン店と同じサービス・接客でしたら埋没してしまいます。
具体的にどんなことを押し出せば良いかというと…
カット・パーマ・カラーなどの施術に関する技術力の違いをアピールすると良いでしょう。
大規模店だとベテランからスタイリストになりたてのスタッフまでたくさんいますから、どの人に施術をしてもらうかで仕上がりは大きく違います。
個人店・1人サロンでは、高い技術を持つ1人のスタッフが担当となるので、仕上がりのクオリティが違うはずです。そこを押し出しましょう。
個人店・1人サロンは大規模店のように複数の顧客受け入れることが出来ないので、お客様のプライベート空間となるはずです。
また1人のスタッフが最初から最後まで担当するので、きめ細かな接客を行うことが出来ます。
このような個人店ならでは接客やサロンの雰囲気も、他店との差別化の1つとなります。
以上の2つの他にも、個人店・1人サロンが大規模店と違う部分はたくさんあるはずです。
そういった部分を掘り下げて、集客や宣伝に組み込んでいきましょう。
お店に合った顧客を集めて定着率を高くする

美容室業界は顧客の取り合いの状況ですから、宣伝集客費の多い大規模チェーン店の方が新規集客に強いです。
そのため個人店・1人サロン美容室の場合は、新規獲得だけでなく「顧客の定着」「リピート」を意識した集客・宣伝を行うことが重要です。
顧客の定着やリピート対策は、宣伝の段階からすでに始まっています。
例えばお店のホームぺージに掲載する情報量が、顧客定着率・リピート率に影響します。
お店・サロンのことを言葉を尽くして説明しているホームぺージの場合、お客様が定着しやすいことがわかっています。
これはホームぺージをしっかり読んできたお客様は「お店のことをよく理解してから来店した」からです。
つまりホームページの情報量が多いと、顧客とお店とのミスマッチが起こりにくくなるのです。
定着・リピートのために接客力を磨くことは大前提ではあるのですが、宣伝・集客の段階から意識した情報発信を行うようにしましょう。
顧客の持つ悩みを宣伝・集客で具体化させる

大規模チェーン店ではなく、個人店・1人サロンの美容室を選んでもらうためには、顧客側に理由、つまり「このお店だから選んだ」という明確な何かが必要になります。
その何かを顧客に感じてもらうために、「顧客の持つ悩みを具体化する」ことを意識することをおススメします。
美容室・ヘアサロンは髪を切ったり色を染めたりする場所です。
こだわりのない人は、「とりあえず安くて予約を取りやすいお店が良い」と考えるので、大規模チェーン店を選ぶでしょう。
個人店・1人サロンでは「髪を切る・色を染める」ところから一歩進んだ提案をすることが大規模店との差別化になります。
ただ髪を切るのではなく「サロンで教えてもらったスタイルが家で再現できない」という悩みを持つ人向けに、「あなたの顔・髪質にあったスタイルを提案するだけでなく、家で1人でスタイルを再現しやすい仕上がりにします」とするのはどうでしょうか?悩みを持つ人にとって「ここが良さそう」と思ってもらえますよね。
他にも「トリートメントだけだと髪のハリ・艶が維持できないので、別の施術ないかな」と思っている人には、「当店のヘッドスパで頭皮からケアしていけば、髪の根本から変わっていきます」と悩みの解消を提案すると良いでしょう。
このように顧客の持つ悩みを具体化して、それへの解消法を提案することで、大規模チェーン店と差別化することが出来、あなたのお店・サロンを選ぶ理由が出来上がるのです。
個人店の美容室・1人ヘアサロンにお勧めの集客法

ここからは、実際にどんな集客法が有効化について解説をしていきます。
ホットペッパービューティー

個人店の美容室・1人ヘアサロンはホットペッパービューティーを利用すれば、ある程度の新規の集客が可能となることは間違いありません。
ホットペッパービューティーは掲載費用を支払って載せてもらうクーポンサイトです。
「○○駅 美容室」「××市 ヘアサロン」などのキーワードによる検索で常に上位に表示されているため。知名度が高く、利用者が非常に多いのが特徴です。
クーポン機能・ブログ機能・クチコミ機能などがあり、これをホームぺージ代わりにしているサロンもそれなりにあります。
掲載すればそれなりの数を新規集客出来る
掲載する文章や写真は、ホットペッパービューティー側に任せられる
掲載費用に地域差・業種差があり、美容室やヘアサロンの場合は結構高い費用になることが多い
新規集客に強いが、リピート率はそんなに高くない
契約を終了すると、それまで書いたブログや集めたクチコミがなくなる
ホームぺージ
basisでは、個人美容室・1人ヘアサロンはホームぺージ集客を宣伝の土台にすることを強くお勧めしています。
しっかりとしたホームぺージを持つことで、他の宣伝集客法と相互に影響を与え合うようになるので、集客数を総合的に上げることが出来ます。
例えばSNS集客を中心に宣伝してきたサロンの場合、SNSだけでは決め手にならなかったお客様がホームぺージを見ることで、予約をしようと思ってもらえるようになる可能性が高まります。
しかしホームぺージは「育てること」「定期的な運用を行うこと」が必須なので、作りっぱなしで放置してしまうようなお店・サロンの場合はホームページの恩恵を受けられないかもしれません。
集客宣伝の土台となるので、他の集客法と組み合わせて集客力をアップすることが出来る
上手く運用すれば、毎月少ない固定費で安定した新規集客を獲得することができる
お店・サロンに合ったお客様を集めやすくなるので、リピート率が高くなる
ホームぺージ業者の選び方が難しい
作成のための初期費用がそれなりにかかる
SEO対策など、継続的なホームぺージ運用が必要になる

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)

Googleビジネスプロフィールは昔Googleマイビジネスと呼ばれていたもので、Googleが提供している無料の宣伝ツールです。
Googleの検索機能を使って「○○駅 美容室」などを検索すると、検索結果よりも上に(目立ったところ)Googleビジネスプロフィールが表示されます。

画像のような上位3店舗のスペースを「ローカルパック」と言うのですが、狙ったキーワードでこのローカルパックにあなたのお店・サロンを表示させることが出来れば、新規集客につなげることが出来ます。
つまりこれを上手く活用すれば、無料で新規集客が出来るようになるということです。
無料で利用することが出来る
無料でも新規集客を期待できる
ローカルパックに表示させるには、知識・対策が必要になる
継続的に対策を行い続ける必要がある(クチコミ集めなど)

チラシ
チラシはアナログな集客宣伝方法だから効果がないと思っている方もいらっしゃると思いますが、美容室・ヘアサロン業界においては今なお集客力があります。
さすがにチラシ全盛期ほどの効果はありませんが、成約率0.1%は目指せます。(1000枚撒いて1人) 上手くいけば0.3%1000枚撒いて3人)の反応もありえるでしょう。
どんな内容のチラシにするかで反応率が変わってきます。個人美容室・1人ヘアサロンの場合はすでに解説した「集客・宣伝の方向性」を元にしたチラシ作成を行うのが良いでしょう。
開業時などに地域で認知度を上げることができる
WEBをあまり使わない層にアプローチすることが出来る
チラシを大量に撒くには費用がかかる(折込・ポスティングなど)
デザイン・内容次第で集客効果が変わるので、自作のチラシはリスクが高い
SNS・YouTube

SNS(TwitterやInstagram)、Youtubeを上手く活用すれば、個人美容室・1人ヘアサロンでも新規集客につなげることが出来ます。
ただし利用してすぐに集客につながるわけではなく、ある程度時間をかけていかないと集客は難しいと思います。
役立つ情報や驚くような動画を作成しつづけて、少しずつフォロワーやチャンネル登録数を増やしていきます。
そうすると徐々に新規の問い合わせや予約が増えてくるでしょう。
無料で利用できる
Youtubeなどは上手くいけば別の収入源になる
集客につなげるためには地道な努力の継続が必要
どんな情報発信や動画が人を集めるのか、常に研究する必要あり
basisがおススメする集客宣伝法の組み合わせ

個人店の美容室・1人ヘアサロンにお勧めの集客法をご紹介してきましたが、どの方法を自分のお店に導入するか悩んでしまうかもしれません。
そこでここでは、basisがおススメする集客宣伝法の組み合わせやどんな時に利用すると良いのかについて解説をしていきます。
ホームぺージとGoogleビジネスプロフィールは必須
まずホームぺージを持つことと、Googleビジネスプロフィールを利用することは個人店の美容室・1人ヘアサロンにとっては必須だと言えます。
この2つを適切に利用することが出来れば、安定した集客の土台になります。
また新規集客のコストパフォーマンスが高いのも、この2つの特徴です。
ホームぺージとGoogleビジネスプロフィールで集客と経営を安定化させることで、他の集客宣伝法にチャレンジする余裕も生まれてくるでしょう。
ホットペッパービューティーは開業時がおススメ
ホットペッパービューティーを利用するなら、開業時がおススメです。
開業時にホームぺージを作成しておいても、最初は検索順位が高くならないので、上手くアクセス数を集めることが出来ず集客につながりません。
検索順位が1ぺージ目に上がってくるまではホットペッパービューティーで新規集客をしておき、ホームぺージの集客力が高まってきたら止めることで、最も効率の良い集客を実現することが出来ます。
チラシ開業時だけでなく定期的に撒くと良し
チラシは開業時に撒くのが最も集客効果が高くなるので、チラシに抵抗のある方でも開業時は撒いておくことをおススメします。
その後は、デザイン・構成さえしっかりしていれば、いつ撒いてもそれなりに集客できるでしょう。
なので「最近WEB集客が少し落ち着ているな」と感じることが増えたなら、チラシを撒いても良いでしょう。
SNS・Youtubeは使っても良いが、それだけに頼るのは危険
SNS集客やYoutube集客は上手くいけば効果的ですが、集客できるようになるまでは時間がかかります。
なのでSNS・Youtube集客をする際は、それだけ頼るのではなく他の集客法を使って新規集客出来るようにしておきましょう。
まとめ

個人店の美容室・1人でやってるヘアサロンの集客方法をテーマに、「どんな方向性で宣伝集客をするべきか」「どんな集客宣伝法が効果的か」「どんな組み合わせで利用すると良いのか」などを詳しく解説していきました。
個人の美容室・1人ヘアサロンの場合は、上手くいけば濃いファンがつくので、リピーターだけで経営が回るようになります。
そのためには宣伝段階からお店・サロンの情報を適切に発信しておくことが重要ですし、まずはないより新規のお客様を集めないといけません。
これから開業を考えている個人の美容室、今集客で悩んでいる1人ヘアサロンの方は、ぜひこの記事を参考にして集客改善に取り組んでみてください。
投稿者プロフィール

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個人サロン・自宅サロンの集客・マーケティングを請け負うサロン集客コンサルタント。
2012年にWEBマーケティング会社から独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。
現在はサロンの集客に特化した「サロンコンサルティングbasis」も同時に運営中。
「丁寧で的確なヒアリング」「専門用語に頼らない誰にでも分かる解説」「誠実で安定した集客サポート」を理念に、コンサルティングサービスを開始。
常時抱えるクライアントは100を超えており、特に1人で経営する店舗やサロンのサポートを得意とする。





