パーソナルジムを経営していて「なぜか集客出来ない」「思うようにお客が来ない」とお悩みではありませんか?
せっかく情熱を注いでオープンしたジムなのに、予約カレンダーにはたくさんの空きがあり、イメージしていた賑わいとはかけ離れた現実に直面しているかもしれません。
時代のニーズに応えるはずのパーソナルトレーニングは、健康意識の高まりとともに注目を集めています。
それにもかかわらず、集客に苦戦し、お客さんが来ない現状には、きっといくつかの原因が潜んでいます。
この記事では、「集客できない」「お客が来ない」という悩みを抱えるあなたに向けて、その原因を深く掘り下げ、具体的な改善策を6つのステップでご紹介します。
パーソナルジムが集客できない・お客が来ない現状とは?
近年、健康志向の高まりとともにフィットネス業界は成長を続けてきました。
特にコロナ禍以降、自分の健康に対する意識が高まり、パーソナルジムへの関心も増しています。しかし一方で、競合の激化により、多くのパーソナルジムが集客に苦戦している現実もあります。
国内のパーソナルジム市場は現在も拡大傾向にありますが、その分野に参入する事業者も増え続けています。
東京や大阪などの大都市ではエリアによっては数百メートル圏内に複数のパーソナルジムが存在するほどの激戦区も珍しくありません。
このような環境下で「パーソナルジムに集客できない」「お客が来ない」と悩む経営者やトレーナーが増えているのです。
パーソナルジムが集客できない・お客が来ない根本的な6つの原因

なぜパーソナルジムに集客できないのでしょうか?
お客が来ない原因を正しく理解することが、改善への第一歩です。以下に主な原因を詳しく解説します。
①他のジムとの差別化ができていない
パーソナルジム業界が飽和状態にある中、「なぜあなたのジムを選ぶべきなのか」という明確な理由がないと、集客は難しくなります。
多くのジムが「結果にコミット」「短期間で理想のボディに」などの似たようなキャッチフレーズを使用していますが、これだけでは差別化になりません。
あなたのパーソナルジムには、他のジムにはない独自の魅力があるはずです。しかし、それがお客さんにしっかりと伝わっていない可能性があります。
以下のような情報をしっかりと発信できていますか?
- 強み: トレーナーの専門性、最新の設備、アットホームな雰囲気、独自のトレーニングメソッドなど、具体的な強みは何でしょうか?
- 実績: 過去のお客さんの成功事例、体型の変化、お客様の声などを積極的に発信していますか?
- 独自性: 他のパーソナルジムとの違い、あなたのジムならではの価値を明確に打ち出せていますか?
②ターゲット設定の問題(曖昧または広すぎる)
「20代〜60代の男女」というように広すぎるターゲット設定をしているジムは、誰にも強く訴求できず、結果として集客できないケースが多いです。
特定のニーズや悩みに焦点を当てた明確なターゲット設定ができていないと、マーケティングメッセージも曖昧になり、潜在顧客の心に響かなくなります。
年齢層・目的・ライフスタイル・ニーズなどを掘り下げる必要があるでしょう。
他にもお客様の「ペルソナ」を設定することも重要です。
例えば「産後の体型戻しに悩む30代女性」「デスクワークによる腰痛に悩むビジネスマン」など。
ターゲットに強く響くメッセージを発信できるようになる必要があります。
③効果的な集客方法を実践できていない
集客方法は多岐にわたりますが、闇雲に手を出すだけでは効果は期待できません。
ターゲット層に合った効果的な方法を選択し、継続的に実践する必要があります。
- オンライン: ホームページ、ブログ、SNS、オンライン広告、ポータルサイトへの掲載など、オンラインでの情報発信は十分に行っていますか?
- オフライン: チラシ配布、地域イベントへの参加、紹介キャンペーン、提携など、地域に根ざした活動は行っていますか?
- 情報発信: ターゲット層が求める情報を発信し、興味関心を引くコンテンツを作成していますか?
集客チャネルの選択ミスの可能性
どれだけ素晴らしいサービスを提供していても、適切な集客チャネルを選択しなければ、潜在顧客にリーチすることはできません。
例えば、ターゲットが若い女性なのにもかかわらず、主に中高年男性が利用するメディアで広告を出しても効果は限定的です。
また、Instagram、YouTube、Google検索などの各チャネルで求められるコンテンツ形式や効果的なアプローチは大きく異なります。
チャネルの特性を理解せずに闇雲に情報発信しても、集客には繋がりにくいでしょう。
④価格設定と提供価値のバランスがとれていない
パーソナルジムは一般的なフィットネスジムと比較して高価格である場合が多いです。
顧客はその価格に見合った価値を得られると感じなければ、入会を決断しません。
「この価格で、具体的にどんな価値を得られるのか」が明確に伝わっていないと、潜在顧客は「高すぎる」と感じてしまい、お客が来ないという結果になりがちです。
単に「パーソナルトレーニングが受けられる」という説明だけでは不十分なのです。
以下の点をチェックしてみましょう。
- 価格: 周辺の競合ジムの価格帯と比較して、適切でしょうか?料金体系は分かりやすく、納得感のあるものですか?
- サービス: トレーニング内容、時間、頻度、サポート体制などは、お客さんのニーズに合っていますか?体験トレーニングやカウンセリングは実施していますか?
- 付加価値: トレーニング以外の食事指導、メンタルサポート、ウェアのレンタルなど、付加価値となるサービスは提供していますか?
⑤ホームぺージやSNSの問題
多くの潜在顧客は、実際にジムを訪れる前にホームぺージやSNSで情報収集をします。この段階でのつまずきが、集客できない大きな原因になっています。
具体的な問題として、以下のようなケースが挙げられます。
- ホームぺージのデザインや使い勝手が悪い
- スマートフォン対応がされていない
- 料金体系や営業時間などの基本情報が見つけにくい
- トレーニング内容や成功事例の紹介が少ない
- 問い合わせや体験予約のハードルが高い
⑥口コミの問題(口コミやレビューの不足)
新規のお客さんは、既存のお客さんの口コミや評判を重視する傾向があります。
もしあなたのジムの評判が広まっていなければ、集客の大きな機会損失となっている可能性があります。
例えばGoogle口コミなどのレビュープラットフォームでの評価が少ない、または低評価が目立つと、新規のお客様は足を運びにくくなります。
また、SNSでの投稿に対する反応や、会員からの声を効果的に活用できていないジムも、潜在顧客に対する信頼構築ができず、集客に苦戦しがちです。
- 顧客満足度: トレーニング内容、トレーナーの対応、ジムの雰囲気など、お客さんは満足していますか?
- レビュー: GoogleマップやSNSなどで、良いレビューを積極的に集めていますか?
- 紹介: お客さんからの紹介を促すような仕組みはありますか?
既存のお客さんを大切にし、ポジティブな口コミを広げてもらうことが、信頼感を高め、新たな顧客獲得につながります。
パーソナルジムの集客改善に効果的な6つの具体策

ここからは、パーソナルジムの集客を改善するための具体的な施策をご紹介します。
すべてを一度に実施する必要はありません。自分のジムの状況に合わせて、優先順位の高いものから取り組んでみましょう。
①ターゲット層を徹底的に明確にする【集客の土台作り】
広く浅いアプローチではなく、特定のターゲット層に対して深く訴求するマーケティング戦略を立案しましょう。
- 理想的な顧客像(ペルソナ)を具体的に設定する
- そのペルソナの悩みや目標を深く理解する
- ペルソナが使用するメディアや情報収集方法を調査する
- ペルソナの言葉遣いや価値観に合わせたメッセージを作成する
「産後の体型変化に悩む30代の働くママ」というペルソナを設定した場合、「忙しい育児の合間でも効率的に美ボディを取り戻せる」というメッセージや、「子連れOKの時間帯設定」などの具体的なサービスが効果的です。
とはいえペルソナの設定は難しいものです。そういう時は「アンケート調査」や「競合調査」を行うことをお勧めします。
- アンケート調査: 既存のお客さんや見込み客に対してアンケートを実施し、ニーズや不満、興味のある情報を収集します。
- 競合分析: 競合となるパーソナルジムがどのようなターゲット層にアプローチしているのかを調査し、自ジムとの差別化ポイントを見つけます。
②ジムの独自の魅力を効果的に発信する【差別化戦略】
競合が多いパーソナルジム業界で集客を成功させるには、明確な差別化ポイントを持つことが不可欠です。
- 自分のジムの強みを客観的に分析する(トレーナーの専門性、設備の特徴、立地条件など)
- 競合ジムとの違いを明確にし、それを前面に押し出す
- 「〇〇特化型」のように、特定の分野に特化したポジショニングを検討する
具体的な対策
- USP(Unique Selling Proposition)の明確化: 他のジムにはない、あなたのジム独自の「売り」を見つけ出し、それを簡潔なメッセージとして表現します。「〇〇専門」「〇〇メソッド」「〇〇が強み」など、具体的なキーワードを盛り込みましょう。
- 魅力的なコンテンツ作成: ホームページ、ブログ、SNSなどで、ジムの雰囲気、トレーナーの紹介、トレーニング風景、お客さんのBefore/After、お客様の声などを積極的に発信します。写真や動画を効果的に活用し、視覚的に魅力を伝えましょう。
- 体験トレーニングの実施: ジムの雰囲気を実際に体験してもらう機会を提供します。無料や割引価格で体験トレーニングを実施し、入会のハードルを下げましょう。
「40代以上の方向け関節に優しいトレーニング専門」「女性のためのボディメイク&ピラティス複合プログラム」など、具体的な特徴を打ち出すことで、そのニーズを持つ層からの反応が高まります。
③オンライン・オフライン両方の集客チャネルを最適化【多角的なアプローチ】
ターゲット層に効果的にアプローチするために、オンラインとオフラインの集客方法をバランス良く組み合わせましょう。
オンライン集客
「パーソナルジム+地域名」「パーソナルジム+悩み」などのキーワードで検索上位表示を目指し、ホームページやブログを最適化します。(「パーソナルジム 集客できない」などの悩みに関するキーワードを取り入れたコンテンツ作成)

Googleビジネスプロフィールに登録し、店舗情報、写真、営業時間などを充実させます。口コミを積極的に集め、返信することで、地域検索での露出を高めます。

ターゲット層が利用するSNS(Instagram、Twitter、Facebookなど)で、魅力的なコンテンツを継続的に発信します。
Instagram、TikTokなどSNSなら、ビフォーアフター投稿や日々のトレーニング風景共有など。
YouTube、Noteならトレーニング知識や健康情報の発信など。
ターゲット層を絞り込んだリスティング広告やSNS広告などを活用し、効率的に見込み客にアプローチします。
パーソナルトレーニングのポータルサイトや地域情報サイトに情報を掲載し、露出を増やします。
オフライン集客
- チラシ・DM: 地域住民や近隣の企業に向けて、ターゲット層に合わせた魅力的なチラシやDMを作成し、配布・郵送します。
- 地域イベントへの参加: 地域のお祭りや健康イベントなどに積極的に参加し、認知度向上を図ります。無料体験や相談会などを実施するのも効果的です。
- 紹介キャンペーン: 既存のお客さんに紹介してもらうことで、信頼性の高い新規顧客を獲得できます。紹介者と紹介された人に特典を用意しましょう。
- 提携: 近隣の整体院、エステサロン、スポーツ用品店など、ターゲット層が共通する店舗と提携し、相互に顧客を紹介し合います。
オンライン・オフラインを問わず、一貫したメッセージとブランディングを心がけましょう。
④魅力的な価格設定とニーズに合ったサービス提供【顧客満足度向上】
パーソナルジムの料金は決して安くありません。だからこそ、その価格に見合う価値をしっかりと伝えることが重要です。
- 料金体系の見直し: 単発プラン、回数券プラン、月額制プランなど、多様な料金体系を用意し、お客さんのニーズに合わせた選択肢を提供します。
- 体験トレーニングの充実: 初めてのお客さんが安心して始められるように、丁寧なカウンセリングと質の高い体験トレーニングを提供します。
- トレーニング内容の個別最適化:一人ひとりの目標や体力レベルに合わせたオーダーメイドのトレーニングメニューを作成します。
- 手厚いサポート体制: トレーニング中の指導だけでなく、食事指導、メンタルサポート、自宅でのトレーニング指導など、包括的なサポートを提供します。
- サービス内容の明確化: サービス内容に食事指導、LINEサポート、計測などは含まれるのか。
例えば「月々29,800円」という金額だけでなく、「月々29,800円で受けられる8回のセッションに加え、毎日の食事アドバイス、24時間LINEサポート、月2回の体組成測定が含まれています」というように具体的な価値を説明しましょう。
⑤口コミ戦略の強化【信頼性の向上】
既存顧客の満足度を高め、自然な口コミを生み出す仕組みを構築することは、持続的な集客の土台となります。
- 顧客の声の収集と活用: トレーニングの効果やジムの感想などを積極的にヒアリングし、ホームページやSNSで紹介します。
- レビュー促進: GoogleマップやSNSでのレビュー投稿を促します。レビューを書いてくれたお客さんに特典を提供するのも有効です。
- 紹介プログラムの導入: お客さんが友人や知人を紹介してくれた場合に、紹介者と紹介された双方に特典を提供します。
- SNSでのコミュニケーション: お客さんの投稿に積極的にコメントしたり、質問に丁寧に答えたりすることで、良好な関係性を築きます。
良い口コミや評判は、新規のお客さんにとって強力な後押しとなります。
また会員の成功体験をSNSで共有したり、定期的に会員イベントを開催したりすることで、コミュニティ感を醸成し、口コミによる集客力を高めることができます。
⑥効果測定と改善を継続的に行う【PDCAサイクルの実践】
実施した集客施策の効果を定期的に測定し、分析し、改善を繰り返していくことが、集客成功のためには不可欠です。
- KPI設定: 集客数、体験トレーニングの申し込み数、入会率、顧客単価、リピート率など、具体的な目標数値を設定します。
- 効果測定: 各集客施策の実施状況と効果を定期的に測定・分析します。どの施策が効果的で、どの施策がそうでないのかを把握します。
- 改善策の実施: 効果測定の結果に基づき、集客方法やサービス内容、情報発信などを改善します。
- PDCAサイクルの継続: 計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Action)のサイクルを回し続けることで、常に最適な集客方法を見つけていくことができます。
諦めずに改善を続けることが、必ず集客の成功につながります。
まとめ:パーソナルジムの集客成功への道筋
パーソナルジムが集客できない・お客が来ない状況は、適切な分析と戦略的なアプローチで改善できます。
この記事でご紹介した6つの改善策を参考に、あなたのジムの状況に合った施策を実行してみてください。
重要なのは、すべてを一度に変えようとするのではなく、優先順位をつけて段階的に取り組むことです。
まずは自分のジムの強みを再確認し、ターゲットを明確にすることから始めましょう。
そして、顧客視点に立って「なぜこのジムを選ぶべきなのか」という明確な答えを提供できるようにすることが、集客成功への第一歩となります。
大切なのは、諦めずに考え、行動し続けること。そして、常にお客さんの視点に立ち、寄り添う気持ちを持つことです。
あなたの情熱と努力が、より多くの人々の健康と笑顔につながることを心から願っています。

投稿者プロフィール

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個人サロン・自宅サロンの集客・マーケティングを請け負うサロン集客コンサルタント。
2012年にWEBマーケティング会社から独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。
現在はサロンの集客に特化した「サロンコンサルティングbasis」も同時に運営中。
「丁寧で的確なヒアリング」「専門用語に頼らない誰にでも分かる解説」「誠実で安定した集客サポート」を理念に、コンサルティングサービスを開始。
常時抱えるクライアントは100を超えており、特に1人で経営する店舗やサロンのサポートを得意とする。





