「あこがれのサロンと同じように経営しているのに上手くいかない」
「お客様は来るんだけど、労働時間に見合わない売り上げだ」
「とにかく精神疲労がすごくてお客様に会うのが怖い」
このような悩みを抱えているのであれば、それはサロン経営者としてのマインド(考え方)を変えた方が良いかもしれません。
サロンを経営するということは、雇われて目の前の仕事をこなすこととは全く違います。
サロンを経営するということは、理想を追求するのではなく現実を生きることです。
考え方は人それぞれではありますが、「こういう考え方をしていると間違いないくサロン経営に失敗する」というマインドが3つあります。
これからお話することは、「どんなマインドがサロン経営を失敗させるのか」「なぜそのマインドが問題なのか」「どんな風に変えることが出来ると良いのか」ということについてです。
今回の記事をお読みいただくことで、サロン経営の失敗率を大きく下げることが出来るでしょうし、自分本当の気持ちにも気づくきっかけになると思います。
ぜひあなたのサロン経営の一助としてください。
間違ったマインド① 宣伝はカッコ悪いもの

宣伝はカッコ悪い。この考え方は経営自体を否定するもので、サロンの失敗につながります。
有名サロン経営者やインスタグラムで有名なサロネーゼに憧れて「自分もこんな人たちみたいになりたい!」と思って開業した人達に多いのが、この「宣伝はカッコ悪い」という考え方。
「あこがれの人は優雅に楽しそうに日々仕事をしている。」「集客に困っている感じでもない。」「何もしなくてもお客様が集まってくる。」「宣伝に力を入れるのは必死すぎる」
そんな風に見えるから、その人たちの真似をする。
しかしそんな人たちと同じように経営すると、1年以内でサロンは終わってしまうと思います。
というのも「何もしなくてもお客様が集まってくる」というのは幻想であり、最初は必死に宣伝をしないと集客はできないからです。
確かに憧れの人たちは、「今は」宣伝しなくてもお客様が集まって来ているかもしれませんが、実は最初のころは一生懸命宣伝はしていたのです。
皆さんが見ているのは、あくまで泳ぐ白鳥の水面より上の部分です。美しい白鳥だって水面下でバタバタとカッコ悪いことをしているんです。
宣伝をカッコ悪いと考えてしまう方はそれを変えましょう。
宣伝してたくさんのお客様にサロンを利用してもらえる方が、何倍もカッコいいことですから。
たくさん宣伝してたくさんのお客様の悩みを解決することは、社会的にも意義のあることなんです。
なぜ宣伝に抵抗感を感じてしまうのか
日本人は自分のことをアピールしたり宣伝したりすることを苦手としています。
謙遜することが文化の1つになっており、それを長年当たり前だと思っているから、アピールすることに抵抗を感じてしまうのだと思います。
しかし日本以外の多くの国では、自分のことをアピールしたりお店のことを宣伝することは至極当たり前なことです。
外国では仕事の面接でも「自分の強みは○○で、私はあなたの会社で●●することが出来ると思います」などとはっきりと自分のことを伝えます。
日本における日々の生活においては、謙遜は美徳かもしれません。
しかしサロン経営はビジネスですから、しっかりと宣伝・アピールしないと、集客できないどころかお客様にあなたのサロンのことを知ってさえもらえないのです。
宣伝の失敗は、あなたの否定ではない
勇気を出して宣伝をしても、上手く集客出来ないかもしれません。
そんな時に自分が否定されたと感じてしまう人もいるようです。
これは間違いです。宣伝の失敗=あなたの否定ではありません。
どんなに有名なサロンでも、宣伝が上手くいかないときはあります。そういうものなのです。
1回失敗しても気にする必要はなく、ドンドンと宣伝をしていってください。
間違ったマインド② お客様は神様である

「お客様は神様であって、お客様が望むことは必ず実現する」こういうマインドを持っていると、あなたの精神は削られていき、お客様に会うことすら怖くなってしまうでしょう。
日本人はお店とお客様との関係を、まるで主人と奴隷のように考えてしまいがちです。
だから変な客から的外れのクレームがあった時、本当はそんなクレームには向き合う必要はないにも関わらず、そのクレームに向き合わなければいけないと思ってしまうのです。
またあなたのサロンで行っていないことをお客様に求められた時に、無理やりでも応えないといけないと思ってしまうサロンもあります。
実際にはそんなことはないのですが、話をしている最中に求められてしまうと、断ることが悪いことだと感じてしまうのです。
こんなことが続いていくと、念願の1人サロンにも関わらずに恐仕事に恐怖を感じてしまい、精神的な負荷がどんどん増えていってしまう結果になるでしょう。
実際には上記で紹介したこと全部間違っています。的外れはクレームには真剣に向き合う必要はないですし、提供していないサービス以外のことを行う必要もないのです。
だからマインドを変えましょう。
お客様は神様であるというマインドから、「サロンとお客様の関係は対等である」というマインドに変えていきましょう。
あなたはお金をもらい、その費用に合うサービスを提供する。それだけです。
サービス料金以上のことを求められても、サービスにないことを求められても、それらに応える必要は基本的にはないんだと思えるようになりましょう。
そうすると、嫌な仕事も減っていきますし、あなたに合ったお客様も増えていきます。精神的疲労も減っていくでしょう。
お客様が本当に望んでいるものがあれば、サロンから提案しても良い
お客様を神様と考えがちな人は、たとえお客様の要望に「これやっても意味ないのに・・・」と思っていても、そのまま要望に従ってしまいがちです。
「お客様の間違っているところを指摘すること」や「お客様の要望とは違うことをサロンから提案すること」が良くないことだと感じてしまうからです。
実はお客様が言葉にする望みと本当に望んでいることが違っている場合があります。
例えば1人鍼灸サロンに来るお客様の場合、「肩が痛いので肩に治療をしてください」という要望があります。
しかしプロの鍼灸師としては「肩の痛みは肩に原因がなくて別のところに治療をしなければいけない」と思うことだってあります。
しかしそのままお客様の要望に従って肩に治療をしても、痛みは治らずに「このサロンではだめだ」なんて思われてしまうかもしれません。
お客様が口にする要望は「肩に治療をして欲しい」ですが、その根本には「肩の痛みを治したい」という本当の望みが隠れています。
あなたがこの本当の望みに気づいたとき、たとえあお客様の言葉に反することになっても、サロン側から提案することは間違いではないことをぜひ知っておいてください。
間違ったマインド③ お金をお客様からもらうことは悪

1人サロンを始めた方の中には、お客様からお金をいただくことに抵抗を感じてしまう人がいます。
また「この料金では高すぎるから、もっと下げないと」と言って過剰に安売りしてしまう人も多いです。
当たり前ですが、お金はサロン経営に必須です。だから「適切なお金」をお客様からいただくことは悪いことではない、正当な行為であると理解しましょう。
ポイントは「適切」ということです。
あなたの提供するサービスに関して、明らか高額であろうとお客様が思うような値段設定なら、あなたも「お金をもらって良いのだろうか」と感じるでしょう。私でもそう思います。
サロン業界のコンサルタントの多くは、「サービスの値上げをしよう」と声高に言う人が多く、それを聞いて焦ってしまうかもしれません。
「値上げしないといけないのに、本当にこんなに多くのお金をお客様からもらっていいのか」こんな葛藤が生まれるでしょう。
あなたがすべきことは、そんな周りの声やネットの声ではなく、自分の心の中の「この料金なら自信をもってお客様からもらえる」という声を聞くことです。
そうすればお金をお客様からもらうことは悪いことなんて感じなくなります。
「適切な」お金ってどう決めれば良いのか?
もしかしたらあなた自身、自分の提供するサービスに関して適切な料金がわからないのかもしれません。
そんな時は、「サロンを持続するにはいくら必要か」というところから考えていきましょう。
サロンの家賃や運営費を考えると月に最低50万円の売り上げが必要としましょう。
そして月に何回サービスを提供できるのか、1人何人のお客様を相手に出来るのかを考えます。
もし1日に5人のお客様が限界で、心身の疲労を考えると20日が月の稼働日だとするならば、月に100人が最大の受け入れ可能人数になります。
お客様が毎日最大人数来るのであれば、サービス単価5,000円が適切な料金となりますが、実際には毎日限界数のお客様が来ることはありません。
だいたい7割くらいで考えて月に70人くらいで計算して、50万円÷70人=7142円以上の料金設定にしておくのが、経営上適切だと言えるでしょう。
もしこの考え方に抵抗ある場合、あなたの仕事はアルバイトではなく経営者としての仕事なの、「最低1時間に5,000円」という考え方で計算しても良いと思います。
それでもお金をもらうことに抵抗を感じるのであれば
このような計算をして料金を出したけれど、それでもお客様からお金をもらうことに抵抗を感じてついつい安売りをしてしまうのであれば、今はサロンを始めない方が良いと思います。
すでにサロンを開始しているなら、いったん休止しましょう。
お金をお客様からいただくというのは、サロン経営として正当な行為です。
その正当な行為に抵抗を感じてしまうなら、今の時点では経営者にはなっていないということになります。
もしかしたらあなた自身、あなたの提供するサービス自信が持てていないのかもしれません。
であれば今はどこかのサロンで働くなどして経験を積みます。
それでも自分のサービスに自信が持てなかったり、経営者としてお客様からお金をもらうことに抵抗があるなら、サロン経営をするよりはサロンに勤めながら仕事をしていく方が良いと思います。
必ずしも経営者でなければいけないわけではありません。
勤めながら仕事をすることだってあなたの選択肢にあって良いんです。
まとめ

今回は1人サロン経営者が変えるべき3つの考え方について詳しく解説をしてきました。
最後に解説したことをまとめます。
まとめ1
宣伝はカッコ悪いものではありません。積極的に宣伝してサロンのことを知ってもらって、お客様の悩みを解決してあげてください。
まとめ2
お客様は神様ではありません。サロンとお客様は対等です。お客様の本当の望みを探り、サロンから提案することは悪いことはありません。
まとめ3
適切なお金をもらうことは悪いことではありません。抵抗を感じる場合は「自分にとって適切な料金」について考えてみましょう。
紹介した変えるべき3つのマインドのどれか1つでも「私、当てはまるかも」と思ったときは、一度知り合いの経営者に相談してみると良いでしょう。
その考え方に対する意見を聞くことで、もっと自信を持てるようになるかもしれません。
知り合いに経営者がいなかったり相談したい経営者がいないときは、ぜひお気軽にbasisにご相談ください。まずは相談することから、経営者としての一歩は始まります。
投稿者プロフィール

-
個人サロン・自宅サロンの集客・マーケティングを請け負うサロン集客コンサルタント。
2012年にWEBマーケティング会社から独立し「店舗集客集団WAO」を立ち上げる。
現在はサロンの集客に特化した「サロンコンサルティングbasis」も同時に運営中。
「丁寧で的確なヒアリング」「専門用語に頼らない誰にでも分かる解説」「誠実で安定した集客サポート」を理念に、コンサルティングサービスを開始。
常時抱えるクライアントは100を超えており、特に1人で経営する店舗やサロンのサポートを得意とする。





